岡山の歴史遺産12 石火矢町ふるさと村


石火矢町(いしびやちょう)ふるさと村
☆所在地:岡山県高梁市石火矢町
☆アクセス:JR伯備線備中高梁駅から徒歩15分
☆概要:岡山県指定の町並み保存地区の名称。石火矢町は武家の町として営まれ、現在でも格式ある門構えの武家屋敷が250mに渡って立ち並んでいる。
現在の石火矢町は江戸時代の初期、備中松山藩初代藩主池田長幸の時代の城下町拡張に伴って家臣の屋敷地として整備されたのが始まりとされる。江戸時代には上ノ中丁と呼ばれ、200石前後の中級武士の屋敷が建ち並んでいた。明治7年(1874)、上ノ中丁を石火矢町に改める。昭和49年(1974)12月、屋敷地の景観を良く残していたことから岡山県より石火矢町の町並み550㍍、9㌶が石火矢町ふるさと村として指定され、以降現存する旧武家屋敷を利用した資料館を設けるなど整備が行われている。



武家屋敷
武家屋敷二軒を高梁市が買収、復元整備し一般に公開している。
【旧折井家】


元は幕末に160石取りであった折井家の屋敷で、江戸時代に建てられた母屋と長屋門が残る。母屋は天保年間に建てられたとされる。中庭の池や庭石、踏み石などもほぼ昔のまま残されている。庭に面して資料館が設けられている。


【旧埴原(はいばら)家】
元は150石取りであった埴原家の屋敷。母屋は江戸時代中期から後期に建てられたとされる。建物に寺院建築風の装飾や数寄屋風の要素が見られるなど、当地の武家屋敷としては豪華なつくりであるのが特徴。市の重要文化財にも指定されている。同家離れの一階を利用し、幕末に備中松山藩で活躍した藩政改革者山田方谷にまつわる資料を展示する資料室が設けられている。
☆開館時間:散策は自由。(※武家屋敷旧折井家及び旧埴原家:9時〜17時)
☆休館日:散策は自由。(※武家屋敷旧折井家及び旧埴原家:年末年始(12月29日〜1月3日)
☆入場料:散策は自由。(※武家屋敷旧折井家及び旧埴原家共通入館券:大人400円 小・中学生200円)



備中松山は、この石火矢町の武家屋敷を観るだけでもいいかもしれません。
松山城はかなり離れているので、バスが運休している場合、歩いていくしかなく、かなり大変です。
昔の人はこの距離を歩いて登城していたので、かなりタフですね。
しかも刀ぶら下げてですから…。


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