2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

岡山の歴史15 吉備氏(きびし)

吉備氏 吉備氏は主として5世紀に繁栄し、吉備を筑紫・出雲・ヤマト・毛野と並ぶ古代の有力地方国家に発展させることに貢献した。 ヤマトの豪族たちと同盟し、日本列島の統一と発展に寄与した。 吉備国内の造山古墳(全国第4位)・作山古墳(全国第9位)など…

岡山の歴史14 山陽道(さんようどう)下

山陽道 古代(飛鳥〜平安) 古代の山陽道の場合も原則30里(当時の一里は約540メートルで、30里は約16キロ)ごとに駅家(うまや)を設けていた。 道幅は約6メートルから9メートルで、その行程は直線的に短絡するよう計画されており、各国の国府を効率良く結…

岡山の歴史14 山陽道(さんようどう)中

山陽道 駅路・駅・駅馬・伝馬 駅路は、重要な情報をいち早く中央−地方の間で伝達することを主目的としていたため、路線は直線的な形状を示し、旧来の集落・拠点とは無関係に路線が通り、道路幅も6mを超えていた。(※中央に近くなるとさらに広い道幅となり数…

岡山の歴史14 山陽道(さんようどう)上

山陽道 古代の行政区画、またはその地域の幹線道路の事。 影面道、光面道(かげとものみち)ともいう。概要 律令時代の山陽道は、畿内(難波京、平城京、平安京)と北部九州(大宰府)を結んでいた。 当時の日本は唐の交通制度にならって「駅制」と「伝制」…

岡山の伝統文化2 備前焼(びぜんやき)

備前焼 岡山県備前市周辺を産地とする陶器、碑器。備前市伊部地区で盛んであることから「伊部焼(いんべやき)」との別名も持つ。特徴 釉薬を一切使わず「酸化焔焼成」によって堅く締められた赤みの強い味わいや、「窯変」によって生み出され一つとして同じ…

岡山の歴史13 美作国(みまさかのくに)

美作国 現在の岡山県の東北部。 州を付して呼ぶ際は作州(さくしゅう)と言う。 延喜式での格は上国、近国。和銅6年(713)4月3日、備前国から英多郡、勝田郡、苫田郡、久米郡、真嶋郡、大庭郡の6郡が分離し設立。 鎌倉時代は、幕府の有力者である梶原景時が…

岡山の歴史12 備中国(びっちゅうのくに)

備中国 現在の岡山県の西部。 『延喜式』での格は上国、中国(畿内からの距離が近くもなく遠くもない「中ぐらいの距離にある国」の事)。 7世紀後半に、吉備国を備前国、備中国、備後国に三分して設けられた。 はじめのうち、吉備道に属する一国とされたらし…

岡山の歴史11 備前国(びぜんのくに)

備前国現在の岡山県の東南部に香川県小豆郡と直島諸島、兵庫県赤穂市の一部(福浦)を加えた地域。平地に恵まれ、治水や水運に手頃な大きさの川が多かったので、古代から農業の適地であった。 古墳時代からの鉄産地であり、塩田作りも古い。 瀬戸内海に面し…

岡山の歴史10 吉備国(きびのくに)

吉備国 現在の岡山県全域と広島県東部と香川県島嶼部および兵庫県西部(佐用郡の一部と赤穂市の一部など)にまたがる古代の地方王国。 令制国では備前国・備中国・備後国・美作国にあたる。 古代、吉備国は畿内や出雲国と並んで勢力を持っていたといわれ、巨…

岡山ゆかりの歴史人物13 赤松満祐 (あかまつ みつすけ)

赤松満祐(1381〜1441) 室町時代の播磨・美作・備前の守護大名。赤松義則の子。母は佐々木道誉女。 2度に渡って侍所頭人(所司)を務め、幕府内の長老格として権勢を振るうが、応永34年(1427年)に前将軍足利義持が満祐の所領である播磨を没収して寵愛する…

世界遺産1 春日大社

春日大社 ☆所在地:奈良県奈良市春日野町160 ☆アクセス ・JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から奈良交通バス(春日大社本殿行)「春日大社本殿」下車すぐ、または奈良交通バス(市内 循環外回り)「春日大社表参道」下車、徒歩約10分 ・近鉄奈良線「奈良駅…