岡山の歴史遺産16 近水園(おみずえん)


近水園
☆所在地:岡山県岡山市北区足守
☆アクセス:中鉄路線バス(足守駅経由大井・吉備高原都市行)岡山駅前バスターミナル 発足守中之町下車。
 JR吉備線足守駅」下車。
☆入場料:無料
☆休館日:月曜日(祝日の時はその翌日)
 年末年始(12月29日〜1月3日)
☆公開時間:午前9時30分〜午後4時30分 
☆概要:足守藩木下家の居館である屋形構の奥に設けられた大名庭園で、御殿山(宮路山)を背景にして造られ、小堀遠州流の園地を中心とした池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)の築庭方式の庭園。
築庭時期は記録上では不明であるが、8世紀初めの6代藩主公定の頃と推定されている。岡山県下では後楽園(岡山藩)・衆楽園津山藩)と並ぶ大名庭園
池内に蓬莱島を兼ねた鶴島・亀島の2つを浮かせ、往時には足守川との境に竹藪をめぐらし、庭園と周囲の風景がみごとに調和していた。
池のほとりの山際には数寄屋造り(茶室風の建物)の吟風閣(ぎんぷうかく)が建ち、庭園のこの主要建物は、木下公定が宝永5年(1708)に幕府の命を受けて、京都の仙洞御所と中宮御所の普請を行った際に、残材を持ち帰って庭園整理に活用したもの。
屋根は茅葺の切妻造りで、造作は2階が舟底天井、1階がさし天井と凝った造りになっている。
雨戸は、戸袋が奥側だけにあり、開閉のとき部屋の隅柱で直角に敷居をすべらせるからくりが施されている。


前回とり上げた旧足守藩武家屋敷から徒歩10分弱と、非常に近い所にあります。
入場料か取られないので訪れやすいと思います。
後楽園のようにきっちり整備されてはいませんが…。
でもかつての名残を偲ぶことができます。


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